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めぐる、くらし。

27歳 訪問看護師のわたしと、84歳の祖母・ふわさんの日常を主とした、ゆるーく綴るブログです。

最近はやりのサイゼリヤ・ディナー

最近の、ふわさんとわたしのお気に入り、サイゼリヤディナー。

月に1回くらい、車で15分くらいのイオンに行って、買い物したり軽い晩ごはんを食べたりしています。

イオンに行くとお年寄りや子連れ家族が多いのは前から知っていたけど、いざ自分が高齢者と一緒に歩く身になってみると、なるほど理屈がわかる。

 

・だだっ広い駐車場。お車でお連れするので、必須。買い物に体力を使うので、移動は温存したいわけですね。

 

・同じく広い店舗。お年寄りの限りある体力を考えると、デメリットでは?って思うんだけど、そうでもない。各テナントの床面積にも余裕があって人の間を縫って歩く必要がない。(最近の札幌駅なんかはなかなかの混雑ですからね)ベンチとか、飲食店とか、座って休めるところが 需 要 数 よ り 多 く あ る 。

 

・GUとか100均とか、街中にもある安いお店が入っている。ふわさんは元来都会っ子なので、やっぱり街中にあるようなお店でもお買い物したい。でも年金生活だし、デパートで買い物する機会はぐんと減った。お洋服も雑貨も、上質な本物を知っているふわさんには申し訳ない気も最初はしたけれど、楽しそうにお買い物している様子をみたら、ああ、これはこれでいいんだなと思った。数十年大事に着ている上質なジャケットにGUのハットを合わせるとか、ちょうお洒落じゃん、ふわさん。外国で安く作った商品を大量消費することには、ときどきふと考えてしまうこともあるけれど、この楽しみが間違いだとはわたしは思わない。

 

・そして表題のサイゼリヤディナー。控えめに言って最高ですね。多すぎない洋食が食べられて、ふわさんはお手頃(否、激安)なワインが飲めて、わたしはドリンクバーで炭酸とコーヒーを好きなだけ飲めて、1,500円でおつりがくる。ふわさんはたいてい足代としてわたしにご馳走してくれるのだけど、サイゼリヤなら、あんまり後ろめたくなくご馳走になれるのです。これが1回3,000円、5,000円となれば、わたしはやはりふわさんのお財布具合だとかを気にしてしまう。

 

 

そして「またあそこに連れて行ってくれる?」と嬉しそうに頼んでくるふわさんを見るたびに、それ以外のご飯を思うのです。

平日3食、自分で作り、テレビをお供に食べる。だいぶ少なくなったお友達は隣町。大きな一軒家を手放して越してきたふわさんはこの町に友人はいません。月に1回、体調がよければバスに乗って隣町に行き、半日おしゃべりしてくる。

それ以外、何十食、一人で作り、一人で食べる。母は2日に1度くらい(仕事の忙しさにより変動あり)、わたしは平日に1回・土日どちらか1回、お買い物を頼まれたり・頼まれてないけど何かおかずを持って行ったり・1食を共にしたり、家が近いのでまあまあ足しげく通ってはいるけれど、それでも、誰も家に来ない、これからの厳しい冬、天候が悪ければ1日外に出ず、誰とも話さない日もあるでしょう。

 

自分でご飯を作るようになって、たまに母が分けてくれるおかずとか、ふわさんのおうちで出るご飯とか、本当においしく感じる。そして、自分のためだけにご飯を作る、味気なさ。きっとないものねだりで、家族ができたりしたら、毎日の義務になったおさんどんを面倒に感じるでしょうけども(笑)。

 

でも、そんなこんなで、この間ふわさんに初めてご飯をおすそわけしたのです。

料理上手な人だし、そんなことをしたら自分が衰えたと思われていると落ち込むかもしれないと、なんとなく遠慮していたのですが、この秋口のふわさんは本当に弱って、ご飯が作れなくなっていたので。

朝ごはん食べない生活にすっかり慣れてしまったわたしが主治医に「やっぱアナタ1型糖尿病だし朝ご飯は食べなきゃだめだわ」(ポンプにすりゃもうちょいフレックスな生活できんだろと思ってたのでちょっとがっかりした)と言われたためにリハビリ的に食べ始めた、野菜をぜんぶ小さく切ったスープ。

体が弱っているときに自分の食べたくて食べられるものを用意するのって大変だと身をもって知ったから。

ふわさんはびっくりしながら喜んで受け取ってくれて、綺麗に召し上がったあとに得意のクリームシチューを詰めてタッパーを返してくれました。さすが。

プライドを損ねてはいけない、でも、着実に落ちていく体力で安全・安楽に暮らせるように、必要な部分には支援を。

 

 

仕事で日々相手にするひとたちも、わたしはみなさんに尊敬と共感をもって相対しています。

わたしは、こんな歳まで生きられるだろうか。

この歳まで一人暮らしができるだろうか。

子供を3人も生んで育てられるだろうか。

毎日3食、作り続けられるだろうか。

人の世話になる立場になっても、プライドを失わず生き続けられるだろうか。

 

東京で数年働いて、キラキラバリキャリOLとか、SNSフォロワー沢山のプチセレブカップルみたいなものに猛烈に憧れた時期もあったけれど、なれなくて、地元に戻ってきてみたら、地味で平凡で主張しない、尊敬すべき人たちは周りじゅうにいらっしゃいました。

毎日きちんと暮らすということ、わたしにはまだまだ難しいことです。

毎日生きるその姿から教えてくれる方たちから、学んで身に着けていこうと思う。

お世話しているなんて全然思えなくて、教わることばかりです。

ごちそうさまです、ふわさん。毎月サイゼリヤ行きましょう。

 

 

(@台所、w/ウイスキーアップルティー割り、music:「融雪」ASIAN KUNG-FU GENERATION